以下に綴る文は筆者の戯言であり、物語は完全なフィクションです
あらすじ
夏、休みを賜った卵は、別の卵に会いに小旅行をすることにした。自分と瓜二つな卵と出会い、彼が看板として顔を担うディスコードサーバーへと赴くこととなった。サーバーへと続く扉を開けるとそこにはなんだか退屈そうなダークグレーの空間が広がっていた。
―行こう!「卵鯖」2
(なんだこの…なんだこの…なんだ?)
先ほど見た通り、そこにはダークグレーの情景が広がっているばかりだった。しかし確かに、確かに何かの気配を感じ
る。
(なんだこの…なんだ?)
何もない空間ではあり得ないほどの情報量を感じる。頭がパンクしそうだ。
「ッ!?」
何かいる。
”何か”「!--!」
驚いた。なんだこいつは…形容し難いなコォリw ”それ”は黄色いメガネをかけたアフロ頭の女性な気もするし、サングラスをかけたいかつい中年男性にも、年老いた女性にも…はたまた違う何かにも見える。
”何か”「!--!」
何を言っているのかさっぱりだ。だが挨拶されている、歓迎されている、そんな気がした。
「こんにちは」
なんだかわからなかったが咄嗟に挨拶を返した。
―気がつくとそこは小川が流れる花園だった。
(!??!)
「あのすいませんこれって」
”それ”は微笑んでいる いや微笑んでいるのか? 何がなんだかわけが分からない。
「あのすいません…あの…コォリ…」
???「縺吶i縺」縺励e繧上□縺」
”それ”が口を開いた。
わんわん ミャーオ メェェェ ピヨピヨ チュンチュン ゲコォ…🐸
(かわいい)
猫「譛ェ遏・縺ィ縺?≧蜷阪?闊ケ縺ォ荵励り」
「え?」
カエル「いいね」
猫「”新規さん”は?」
どうやら”それ”が動物たちを呼んだらしい 急に会話も始まった そしてなにより、これが”サーバー”なのか? 機械要素を微塵も感じない
猫「それも好きだな」
ひよこ「あ!オオカミさんが来るよ!」
考える暇もなく状況は動いて行く
目の前に現れたのは本当に肉食か疑うような かろうじて威厳を保った生き物の群れだった
先頭の生き物が口を開く
「相変わらずうまそうだな」
ひよこ「冗談よしてくださいよ(笑)」
オオカミのような生き物「へへへ …ん?猫くん 君は謹慎だろう」
そう言うと 間、髪を入れず猫を咥えると、どこかへ放り投げてしまった。
「何かあったんですか」
サーバーが何かまだまだよくわからないがトラブルが起きているのがわかったため、話を伺うことにした
犬「これを見てほしいワン」
犬の首には痛々しい歯型が刻まれていた。
「あらま大変ですね…」
犬「猫の野郎にやられたんだよ」
「なんでそんな酷い事を…」
ひよこ「わからないんだ 本能ってやつなのかもしれないね ぼくはそこらへん詳しくないけど。」
「みんな猫が怖いのか何も言わないし だからぼくもう引っ越そうと思うんだ。」
ここの動物に本能などという概念があったのか そもそもなぜ動物と人語を介してコミュニケーションできているんだ?
「あのすいません急に話変わるんですけどここが…サーバー?なんですか?」
オオカミのような生き物「俺の庭だ」
「はあ?ここはサーバーじゃないんですか」
オオカミのような生き物「…」
「あの」
オオカミのような生き物の口から涎が零れ落ちる、刹那、大きく開かれたその生き物の目には美しい女狐―
「ッ…」
いきなり眩暈がして倒れ込んでしまった。
「…か」
威厳ある大男「大丈夫ですか?」
「私は一体…」
気がつくとそこはダークグレーの空間だった。そして身長が180あろうかという大男が私に微笑みかける。
威厳ある大男「気が付きましたか、随分とうなされていましたよ。」
「ああ…悪い夢でも見ていたのか…そしてあなたは?」
威厳ある大男「私はこの”サーバー”の主です。ようこそ、卵鯖へ。」
???「随分とお疲れのようですね この”サーバー”で遊んでいく前にいずれかの回復効果を持っている卵さんのところに行かれては?」
「そうですね…無休で歌い続けていましたから…無理もない」
優しい言葉に微笑み返そうとするも―
「ッ…!」
威厳のある男「どうかしましたか?」
「いえ…なんでもナイ!」
重い重い体を起こす。喉が渇いた。
威厳のある男「そちらの小川のお水でも飲んで来てはいかがでしょうか。」
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